【お家焼肉を成功させたい！】フライパンで失敗しない焼き方のポイントと解決法！ -

お家で焼肉をフライパンで焼くなら知っておきたい、部位別の美味しい焼き方やコツを紹介します。お家焼肉は美味しいお肉や食材を用意することはもちろん、美味しく調理する方法についても必見です。美味しい焼肉をより美味しく食べるためのフライパンでの焼き方を、ぜひチェックしてください。

フライパンで焼肉をする時の事前準備

お家焼肉をフライパンで楽しむなら事前の準備から念入りに進めましょう。
まずはフライパンで焼肉をするならやっておきたい2つの準備について解説します。

低温でゆっくり解凍する

お家焼肉のため冷凍肉を購入したのであれば、低温でゆっくりと解凍してください。
常温で放置したり電子レンジで解凍してしまうと、肉汁（ドリップ）が出て肉の味が落ちるほか、変色の原因にもなります。
美味しいお肉の味を落とさないよう、冷凍肉は12時間を目安に冷蔵庫で一晩寝かせて、ゆっくりと解凍してください。

野菜を切っておく

フライパンで焼いた焼肉は焼きたてを存分に楽しむため、すぐに焼けるよう食材を用意しておくとスムーズです。
そこで、お肉を低温解凍させている間に野菜を切っておくことがおすすめです。
野菜の種類や好み、量により切り方は異なりますが、基本的にはすぐに火を通せるよう薄く切って用意してください。
切ってから焼き始めるまで時間が空く場合は、切った野菜に軽くラップをかけて冷蔵庫で冷やしておきましょう。

フライパンでお家焼肉をする時の美味しい肉の焼き方

お家焼肉は美味しいお肉を用意することはもちろん、美味しい焼き方を押さえて調理することも大切です。
ここではフライパンでお家焼肉をするときの焼き方のコツについて伝授します。

火加減に注意する

フライパンはコンロで火を細かく調整できるからこそ、火加減に注意しましょう。
焼肉の場合、コンロにフライパンをかけて十分に熱してからお肉を焼くことが大切です。
火加減は強火で、短時間でしっかりと加熱できるよう準備してください。
なお焼肉をする際の最適な温度は200度とされています。
IHコンロの場合は10段階調節のうち7〜9が強火にあたる火力のため、火加減を確認しながら準備しましょう。

野菜から先に焼く

フライパン全体に薄く油を敷いたら、まず野菜から焼きます。
野菜は油が出ず、また油分を吸収する性質を持つため肉汁が乗ったフライパンで焼くとベタついた口当たりになってしまうため、さっぱりと食べられる段階で焼いておきましょう。
ポイントは、玉ねぎやにんじんなど焼き時間を要する野菜から焼き始めて、あとから火が通りやすいキャベツなどを焼く方法です。
これによりどの野菜もすぐに食べられるため、お家焼肉を楽しむためにも野菜の焼く順番にも工夫してみてください。

ホルモンは皮から焼く

ホルモンや鶏肉など、皮付きのお肉は皮目から焼くことがおすすめです。
皮は水分量が多いため、先に焼くことで水分を蒸発させてカリカリした食感を楽しめます。
また皮から焼かなければホルモンの脂身が必要以上に溶け出して、フライパンに溜まってギトギトになってしまいます。
美味しくホルモンを食べるためにも、必ず皮から焼いて美味しいホルモン焼肉を楽しみましょう。

一度に沢山乗せない

一度に沢山のお肉や野菜をフライパンに乗せてしまうと、食材同士が重なって焼きムラができたりひっくり返すスペースがなくなってしまいます。
また焼き上がりから食べるまでに時間が掛かり、お肉が冷めたり焼きすぎてしまう可能性もあります。
フライパンで焼肉を楽しむ際は、沢山乗せずすぐに食べられる分量ずつ焼きましょう。

ひっくり返す行為は最小に

お肉をひっくり返す回数は最小限に留めましょう。
何度もひっくり返してお肉を焼くと、肉汁が流れ出てしまいお肉がパサパサになってしまう恐れがあります。
特に薄切りにされたお肉を焼くときは、ひっくり返す回数は極力1回だけにして、美味しい焼肉を楽しんでください。

焼肉をフライパンで焼くときの部位別の美味しい焼き方

お肉の部位によって、楽しみ方も味わいも大きく変わります。
美味しいお肉の風味を最大限楽しむためにも、フライパンで焼肉を楽しむ際は部位ごとの美味しい焼き方も押さえておきましょう。
フライパンで美味しい焼肉を楽しむための部位別の焼き方のコツを紹介します。

タンの焼き方

タンは焼きすぎると水分が一気に失われてしまうため、強火でサッと火を通し、両面に焼き色が付いたらすぐに食べましょう。
厚みのあるタンを焼きたい場合は、表面を焼きすぎないようあらかじめ包丁で切れ目を入れてから焼くのも選択肢の1つです。
表面にややピンク色が残るくらいの焼きあがりで、すぐにフライパンから出してください。

ロース｜赤身の焼き方

ロース肉も焼きすぎに注意したい部位です。
ロースは赤身が多いため、焼きすぎると硬くなってしまいます。
そのためしっかりと熱したフライパンで両面を焼いたら、すぐに食べましょう。

サーロイン・リブロース｜脂の多い肉

サーロインやリブロースは脂身による甘みと柔らかさが魅力の部位で、焼きすぎると脂が溶けて特有の味わいが損なわれてしまいます。
余分な脂を落としながら火を通し、すぐに食べることがおすすめです。
特に薄切りにされたリブロースは、しっかりと熱したフライパンでサッとあぶる程度に火を通しましょう。
なお脂が出過ぎてフライパンがギトギトになった場合は、キッチンペーパー等で脂を軽く拭き取ってから別の食材を焼いてください。

ハラミ｜脂の多い内臓

ハラミは内臓に近い部位のため、軽く焼き目を付けるだけでは臭みが残る可能性があります。
そのため表面に軽く焦げ目が付くまで焼いてしっかりと火を通しましょう。
なおじっくりと火を通すため、ハラミを焼くときは火加減を弱めて焼くのもポイントです。

ホルモンの焼き方

ホルモンは皮目から焼くことに加え、脂身が多い場合は脂身がフライパンに接さないよう向きを工夫して焼き始めることが美味しい焼き方です。
脂身から焼くと脂が溶け出してしまい、パサパサした舌触りになってしまいます。
また火が通って丸く反ってきたら、箸等で押さえて皮目にしっかりと火が通るよう工夫すれば、より美味しくホルモンを楽しめるでしょう。

お家焼肉をする時のお悩みQ&A

お家で焼肉をするなら、美味しく食べるためのポイントを押さえましょう。
フライパンで焼肉を楽しむなら知っておきたいQ&Aについてご覧ください。

焼肉のもみだれとつけだれは同じ？

焼肉を美味しく食べるためのもみだれとつけだれは、それぞれ使い方が異なります。

・もみだれ：お肉を焼く前に下味を付けるために揉み込むたれ
・つけだれ：焼いたお肉をつけてから食べるためのたれ

たれをつけてから焼くか、焼いたあとにつけるかは購入したお肉の種類はもちろん、たれの味付けや好みによっても異なります。
もみだれとつけだれの風味や作り方はさまざまで、市販のなかにはもみだれとつけだれ、どちらにも使えるもののほか、もみだれ用・つけだれ用として販売されているものもあります。
なお精肉専門のネットショップ牛匠乙ちゃんでは、新鮮なお肉を存分に楽しんでいただくため、特性つけだれをセットで送付しています。
美味しいお肉を楽しみたい方は、ぜひお肉とマッチするたれもセットの牛匠乙ちゃんの焼肉セットをご利用ください。

フライパンとホットプレートの違い

フライパンとホットプレートはいずれも食材を焼く用途で使えますが、大きな違いとして利便性が挙げられます。
ホットプレートは食卓に置くサイズの大型のものが多く、大量のお肉を一気に焼けるため、人数の多いお家焼肉で役立ちます。
製品によっては保温機能や焼肉専用プレートが付属したものもあるため、機種を突き詰めれば自宅でも手軽に美味しい焼肉を楽しめるでしょう。

対してフライパンはコンパクトで手入れが容易であるほか、焼肉以外にもさまざまな調理に使えます。
そのため利便性が高く、1〜2人程度の少人数でのお家焼肉や、調理器具の使用頻度が限られている家庭で役立ちます。
どちらの器具にも良い点があるため、用途や楽しみ方、無理なく自宅で使えるかどうかをもとに選んでください。

牛脂はいつ使うの？

お家用の焼肉セットを購入した際にもらえる牛脂を使うと、フライパンでの焼肉の旨みやコクがさらに増すため、有効活用することがおすすめです。
フライパンで焼肉する場合、牛脂はフライパンを熱してお肉を焼く前に、溶かしながら敷いてください。
フライパンの面積によっては、牛脂1かけらすべてを使うと脂分が多すぎる場合もあるため、溶かす量は調整しつつ、余った分は取っておくのもポイントです。

焼肉の一人前は何グラム？

焼肉の1人前は、焼く前の分量で男性で300g、女性で200gほどとされています。
量がやや多いのは、焼いているうちに脂が落ちることを想定して用意するためです。
もちろん食べる量には個人差があるだけでなく、用意したお肉の種類や野菜、副菜の量によっても必要な量は変わるため、焼肉を食べるメンバーやメニューに合わせて調整しましょう。

焼肉の400gはどれくらい？

焼肉の400gは女性や子供で2人前程度、男性であれば1.5人前程度と換算できます。
個人差はありますが、野菜をはじめ副菜も用意して焼肉を楽しむなら、2〜3人前の分量として想定して焼肉を楽しめるでしょう。

焼肉のタレはいつつける？

焼肉のタレは、多くの場合は焼き上がったお肉に軽くつけてから食べる方法が定番です。
ただし商品によって推奨されるつけ方やタイミングは異なるため、推奨される使い方を試したうえで、自分好みで楽しみましょう。
またつけ方の選択肢の1つとして、お肉をたれにつけてから焼いたり、フライパンでお肉にあらかた火を通したあとに直接かける方法もあります。
味の好みや部位によってはフライパン上でたれをつけるのも良いですが、フライパンでたれを加熱しすぎると、焦げやこびりつきの原因になる恐れがあるため、余熱で絡めることがおすすめです。